カネがかからない政治を15年実践した元政治家が語る、政治とカネについて その②

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見山しんじが実践していた集票活動について

前回はなぜ自民党タイプの政治家はカネがかかるのかについて述べてきました。

カネがかからない政治を15年実践した元政治家が語る、政治とカネについて その➀ – 行政書士見山事務所 (miyamashinji.jp)

手前味噌かもしれませんが、私は政党に所属せず無所属で、しかも地域組織や職域団体等からいっさい支援を受けないながらも、選挙は強い方でした。

駅立ちを一年中、毎日おこなっていたことはお話しましたが、ただ突っ立っていたり、演説をしているだけなら、有権者からすればウザいし、意味をなさない存在かと感じていたので、私はパワーポイントを使い、区政で何が議論され、また行なわれているのかを報告するチラシを作成して配布していました。月刊で作成する議員は多いと思いますが、私は週刊で作成するという、これは非常に大変な作業でしたが、毎週実践をしてきました。身近な区政をと、初当選以来訴えてきたことを具現化していたのです。

この努力は2期目の選挙結果に大きく影響し、上位当選することができました。ちなみにチラシにかかる費用は、コピー用紙代と東陽町の区民センター2Fの印刷室で輪転機を使った印刷代、たったこれだけです。一週間で平均1200~1500枚ほど配布できたので、合計3000円くらいでした。

平日はこのチラシ配布と、土日は自転車にのぼりと拡声器を取り付けて区内中を回り街頭演説と、ナンパするかのごとく(笑)公園等で声をかけて駅立ちで残ったチラシを手渡すことを繰り返していました。これにもカネはかかりません、まぁ体力勝負なところと、羞恥心を捨てなければできないということはありましたが(笑)

カネカネ言う前に、知恵と体力をふり絞れ

これは私のオリジナルですが、皆さんなりにカネをかけなくてすむ、しかしそれぞれのオリジナルな日頃の集票活動を見つけ出してほしいのです。会合に呼ばれない、地域組織が応援してくれない、カネがない、コネがない、こんなのは今までの選挙方法だけの固定概念であり、集票活動方法はいくらでもあるということです。

例えばSNSの活用はひとつの好例でしょう、それだけで知名度を獲得して、選挙に強い議員もたくさんいます。選挙もマーケティングが重要だというのは、この点からです。しかしどんな活動も共通していることは、一長一短ではその効果が表れません、日々の積み重ねがいつの日か結実すると信念を持ち、政治活動に打ち込んでください。

政治家を目指して選挙について悩んでおられる方は是非、ご相談ください。

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