お金もコネのない人が、選挙に当選するのにもっとも大切なポイントについて

選挙への出馬を決意し、先ずは政治団体を設立することについてはお話しました。

選挙に出て政治家を目指すときに一番最初にやること、政治団体の設立について – 行政書士 見山事務所 (miyamashinji.jp)

そして政治活動をしていくわけですが、今回は実際に何をしていくべきなのかをお話したいと思います。

目次

地盤・カンバン・カバンといわれる3バンについて

選挙に当選するには3バンがあれば有利と言われています。地盤とは、候補予定者が一定の支持者を持つ地区を指し、これが組織化されて政治家後援会となっていき、この地盤が広く、多くの人がいるほど強力となっていきます。カンバンはまさに看板のことで知名度を指します。誰にも知られていなければ、選択肢として挙げられません。カバンとは資金を指し、豊富にあればあるほど様々な政治活動を行なうことができます。世襲政治家はこの3バンをすべて受け継ぐからこそ選挙に強いと言われる所以です。

では3バンがひとつもない人は、どうすれば政治家になれるのでしょうか。

選挙に当選するのにもっとも大切なポイントは「知名度」

3バンがない人が政治家を志した時、先ずは当選を目指して取り組むべきは3つのうちどれなのでしょうか。

ではここで考えてみましょう。あなたが選挙に出馬する立場でなく、選ぶ立場だったら何を基準に選んでいたでしょうか。知り合いである、応援する政党、性別、年齢、選挙公報を見て政策に共感した、所属団体が推薦している、ポスター映りがいい、近所の人、知り合いに投票を頼まれたなど様々であると思います。これらに内在する共通点は「知名度」です。そうです、選挙は通常の商売と何ら変わらないのです。知られなくては、そもそも選ばれる俎上に載らないのです。世襲や町の有力者、芸能人でもない一般人が政治家を目指して当選するためには、まずは多くの有権者に自らを知ってもらう活動を日々行なっていくことで、残りの2つがなくとも当選に近づくことができます。

知名度を上げるにはどうすればよいのか

知名度を上げる活動はこれこそお金がなくてもできる、知恵を絞って闘う選挙の醍醐味であると私は思います。

しかし一長一短には知名度は上がってはいきません、我慢強く、継続した活動を通じて少しづつ向上していくのです。まさにこの知名度を向上させる方法についてあなたの頭脳をフル回転して戦略として練ること、これが当選を近づける重要な点です。目的は当選 → 知名度向上戦略の策定 → 戦略の実行という順です。選挙もまさにマーケティングと言えます。よって、戦略の成否が勝負をわけるわけです。

政治活動の期間はどれくらい必要なのか

私自身も3バンひとつもない中で最初の選挙に挑みましたが、選挙本番までに活動した期間は約半年間でした。全くの知名度のない人が1か月や2か月で当選できるほど、選挙は甘くないと考えてください。また政治活動に専念するため会社を退職し、蓄えを取り崩しながら耐えられるのは半年が限界ではないかと思います。

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