免許証でもマイナンバーカードでもありません、許認可申請でよく求められる身分証明書とは

許認可申請でよく提出を求められる書類に身分証明書というものがあります。身分証明書類というと、運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどをイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、全く別物の書類です。

身分証明書とは、

・禁治産(現在は制限行為能力者)又は準禁治産(準制限行為能力者)の宣告を受けていないこと

・破産の通知を受けていないこと

・後見の登記の通知を受けていないこと

この3つについて公的に証明し、民法上の行為能力を特別に剥奪および制限されていない人か、制限されている人であるかを証明する書類のことです。

「登記されていないことの証明書」と併せて使用されることが多く、会社設立時や各種許認可申請時、金額の大きい契約時、警備会社で採用される際などに、行為能力確認の為に提出が求められています。

ちなみに前記3項目のいずれかに該当する場合は、それぞれの「〜の通知を受けていない」が「〜の通知を受けている」に変わります。

2000年4月1日より制度が改められ、禁治産者は成年被後見人、準禁治産者は被保佐人と名称が改められ、登記事務が本籍地のある市区町村から法務局へ移管されました。

同日以降登記された場合は法務局に登記され、同日以前に登記された事項は自動的に法務局に移管はされず、特に届出がなければ今も本籍地の市区町村より登記・証明されています。

よって禁治産者(成年被後見人)や準禁治産者(被保佐人)でないことを証明する為には、

・市区町村役場の交付する「身分証明書」

・法務局の交付する「登記されていないことの証明書」

の2通が実質的に必要となります。

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