選挙に出て政治家を目指すときに一番最初にやること、政治団体の設立について

政治家を目指して選挙出馬への決心を固めた、ではその後いったい何からしていけばよいのか、わからないことばかりの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

選挙に出馬し当選して政治家=議員や首長となれますが、選挙期間中だけ選挙カーに乗って名前を連呼したり、街頭演説をして政策を訴えるだけで当選できるほど甘いものではありません。

数か月前から1年を掛けて事前の準備=政治活動を行ない(選挙の事前運動は公職選挙法違反となります)、自らの政治的基盤や知名度を拡大していくことこそが大切です。

では政治活動をするのはどうすればできるのか、それは政治家を目指すときに一番最初にやることである、自らの政治団体を設立することです。

目次

政治団体設立届について

〇〇議員の〇〇後援会ということばを聞いたことはあるかと思いますが、この〇〇後援会が政治団体のことです。

政治団体を設立するのは、主たる事務所所在地の都道府県選挙管理委員会へ設立届を提出することが必要です。政治団体の設立届の書式は、各都道府県選挙管理委員会のホームページにありますのでチェックしてみてください。この設立届は、組織した日または政治団体に該当した日から7日以内に届け出る必要があります、裏を返せば、選管に提出する日から7日以上経過している日付での提出はできないので、こんな単純ミス記載には注意しましょう。

政治資金関係申請・オンラインシステムの利用申請

また設立届の提出時に、総務省の政治資金関係申請・届出オンラインシステムの利用申請をしておくと、毎年提出が義務付けられている政治団体収支報告をオンラインで可能となり、大変便利です。この書式も各選管のホームページにあるかと思いますのでチャックしてください。

政治団体にも様々な種類がありますが、地方選挙に立候補を検討している方は、政党や政治資金団体以外の団体を意味する「その他の団体」として届出をします。

団体設立届とともに提出する書類として、政治団体の規約(会則・綱領など)が併せて必要です。

この書式も一般的なものは検索すれば多く出てきますので、参考にされるとよいかと思います。

ちなみに政治団体設立の届出には、お金がかかりません。

選挙に出馬を検討し政治家を目指している方は、先ずは政治団体の設立からスタートさせましょう。

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