選挙戦に突入する前の週末ということで、各陣営賑やかに事前活動に励んでいるようです（公職選挙法上、選挙の事前活動は違反ですが、政治活動としての活動は憲法上当然に認められています）。
その中で昨日の私が紹介したデータでは後塵に配している乙武洋匡氏ですが、その活動をウオッチしてみました。
豊洲ビバホーム前での街頭演説、メディアと警備車両の多さに目に付く
乙武洋匡氏は４月１３日土曜日に豊洲ビバホーム前にて街頭演説を行なうとXで告知し、その場に駆け付けてみました。豊洲ビバホームというのは、ホームセンターと二階にはスーパーマーケットや飲食店等がテナントとして入る商業施設で、私は以前ビバホーム裏にあるマンションのツインタワーズ豊洲の住人でしたので、ほぼ毎日利用していました。ビバホームは近隣住民の生活に欠かせない場であり、巨大商業施設であるららぽーと豊洲とは異なり、江東区外からの利用者は少ない場とも言えます。よって湾岸地域の中核である豊洲住民の反応度を測る上でもうってつけな街頭演説スポットといえます。
その場に駆け付けてくると、メディアと警察警備車両の多さが目に留まります、そうです、小池百合子東京都知事が応援に入るためです。乙武洋匡氏は無所属での出馬といいながら、都民ファーストの会副代表でもあるという、わたりづらい？立場であり、どのような演説会となるのかが注目されていました。
結論から言えば、他陣営の乱入等で混乱もありましたが、小池都知事が前面に出て、これは実質ファーストの会公認候補なのだと改めて実感しました。そしてこれは非常に気になった点ですが、前回の江東区長選挙と同じように聴衆である有権者が冷めた目でこの演説会を眺めていたのが気になりました。
私は昨年４月３０日で江東区議会議員の任期満了し、その翌日の５月１日に江東区から離れて沖縄県那覇市へ移住したのですが、この間に起こった江東区内の政治状況を勘案すると有権者の皆さんの思いがよくわかる演説会であり、関心の低さが伝わる演説会という印象を持ちました。
しかしながら選挙というものは、有権者の関心が低くても行なわれるわけであり、その間隙を縫ってこの補選に勝利をおさめようとしているのが小池都知事である気がしてなりませんでした。現在の江東区長は自らの子飼いであり、都知事という巨大な権力を持ち、都議会会派へ絶大な影響力があります。投票日までまだ日があり、自民党・公明党との何らかの裏交渉は持ち続けていこうとするはずです、今回も小池マジックが通じるか、野党統一候補が勝利するのか、４月２８日の結果が注目されます。私は自分の営業活動をしながら、江東区有権者の今回の選挙への関心をウオッチし続けます。
